優しく穏やかな子だ

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優しく穏やかな子だ

いつも聞き役で、滅多にしゃべらない、おとなしいHがmask house 面膜

珍しく自分から話を切り出した。

いつでも一方的にしゃべってばかりの私はちょっと嬉しくなって、

今日は口チャックで、徹底的に聞き役になろうと決めて、Hの話を待った。

「実は、もう一年以上なるのmask house 面膜、息子が仕事辞めて、家に引きこもるようになって…」

「うつ状態の息子を見ると辛くて…この年になって不幸のどん底…」 話は続く。、

Hの一人息子は、43才、独身嬰兒敏感

母親に似て、無口だが、優しく穏やかな子だ。

「全然、知らなかった、よく話してくれたね、」

私は、Hの手を強く握った。

その時、近くで聞いていたY子が、この話に興味深々、早速、割り込んできて、

聞いてもいないのに、延々と自分の不幸な、うそ臭い身の上話を語り始める。

いつも自分が、話の中心にならないと気が済まないY子。

ちゃっかり話題を自分に切り替えて、みんなの気をひいて、同情してもらおうと

不幸話の自慢をする。

そして,たいてい最後はコレだ。

「私は、あなたより、ずっと、ずっと不幸なんだから、それぐらい大丈夫、大丈夫」

何でも、人の話を、上から目線でかぶせてくる女。
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